浜松祭り・看板全集

勇壮な喧嘩凧で知られる「浜松祭り」。
GWが近づくとこの祭りの準備が始まります。凧の製作、凧糸作り、そして屋台の手入れなど、その準備は多大な労力を必要とします。4月の土日は市内各所でその様子が見られることでしょう。

それと同時に市内のあちこちに置かれるのが「提灯を持たない者は練りに参加できません」と書かれた看板。
これは「浜松祭には、提灯を持参しないと参加できませんよ。」というお知らせなのですが、なぜか多くの看板に「浜松祭」の文字がどこにも書かれておらず、地元の人間以外には意味不明な看板になってしまっているのです。中にはホントに電波っぽいものも存在していたり。
そんな看板が市内至る所に掲げられているのですから、外から来た人には驚きと畏怖をもってむかえられることは言うまでもありません。しかし見方を変えればこれも一つの文化です。それぞれ町の特色が表れていたり、中には凝ったものもあり、比較すると新たな発見がございます。

というわけで今回は市内を縦横無尽に駆けめぐり、祭り看板特集を企画してみました。
今後も追加していきますので皆様とくとご覧ください。

【祭り看板一覧】
  • 五十音順に並べております
  • 名前の後に以下の記号をつけてあります。
    凧・・・凧印あり
    祭・・・「浜松祭り」と明記
    特・・・特殊で見るべき看板
  • 各ページには以下の「祭指数」というグラフも添えてあります。ご参考までに。
           
            
            
            
    絵画的文学的
            
            
            
          
あ行か行さ行た行な行
葵東町[祭]
小豆餅町[祭][特]
有玉町[印]
池町[印]
海老塚町
追分組
上新屋町[印]
上池川組[印]
上島町[印][特]
亀山組
鴨江町[祭][印][特]
元目町[印]
小池町[印][特]
幸町[祭]
下池川町[印]
新津町
助信町[特]
砂山町[祭]
早出町[印]
  中沢町[印]
野口町[印]
は行ま行や行ら行わ行
萩丘町
八幡町[印][特]
曳馬町
広沢町[印]
細島町[特]
向宿町[印]
     



※この「祭り看板」が作られた経緯について

私が浜松を離れている間にいつのまにか流行ってしまったようですが、この歴史は浅く平成5年頃から作られたようです。
きっかけは「町内以外の人間が勝手に祭りに参加している」というところからのようです。
某町を例に、この看板が作られる経緯をまとめてみました。
  • 昔〜1970
    浜松祭り自体「喧嘩祭り」の一種であり、また飲酒などの理由から中高生の祭り参加が禁止された。

  • 1970〜1990
    禁止にも関わらず一部の中高生が祭りに潜入することが多数見られる。
    また浜松祭りの特徴として「お大尽の振る舞い」的要素が強く、その振る舞い酒目当てに余所者が乱入することもある。
    そのため「ワッペン」着用を義務づける町会が増える。
    #「ワッペン」とは町の名前が書かれた布きれで、法被の肩あたりに縫いつけるもの

    →にも関わらずワッペン偽造などの事件が相次ぐ(マジ)

  • 1990〜現在
    中高生の参加が解禁される。
    しかし相変わらず祭りに乱入する人が後を絶たず。
    そもそも「ワッペン」程度では夜の祭りでは見分けが付きにくい。

    →そこで「祭り提灯の付帯」を義務づける町会が増える。
     それでも乱入する者がいたことから、看板を設置する町会が出てきた。
だいたいの流れはご理解いただけたでしょうか。
まあ「振る舞い酒」なのに余所者が来るな、というのは了見が狭いようにも見えますが、これも事情があってのこと。
昔は「お大尽」が祭りの資金を出していたのですけど、今はそんな人が少なくなっちゃったんですよね。
それと昔は中心市街地の町だけの祭りだったのに、それを市内全域150ヶ町にまで広げたため、郊外の住宅地の町にはそもそもそんな「お大尽」がいなかったりするわけでして。
そんなわけで、今の浜松祭りは貧乏人から小金を集めて行う祭りになっちゃったんですね。だから他人に飲まれちゃ困る、なんて話になってしまうのです。

それも一つの形だと思いますので、暖かく見守って行きたいと思いまする。


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